読了

  • 「行列のできる弁護士 正義の判決」 丸山和也

テレビ番組「行列のできる法律相談所」でお見受けしているとおりの、型破りの表現が痛快だった。司法試験を志したのは、学生当時のルームメイトが司法試験を志していて夜な夜な勉強しているため落ち着いて眠れないので、そんなルームメイトに生活を合わせるために、付き合いで司法試験の勉強を始められたということがきっかけだったそうだ。なかなか風変わりな理由だ。
「法律なんて魂を込めなきゃただの紙くずと同じだ」という。ものの考え方、行動の基準、これらすべてに頭で対応するのではなく「細胞で」対応せよという。法律に限らず、生きることは・死ぬとはどういうことかとか、そういう哲学的観点においても、一本筋の通ったものを持って持っておられる方である。